利用者の声:こだま美瑠兎さん2

こだまさんより、翻訳サービスご利用後に、感想をメールで頂きました。
こだまさん、どうもありがとうございます。

芸術大学やギャラリーのあり方、アート業界については日米間で大きな違いがあると思いますが、それを肌で感じている人は少ないですよね。最初は書類作成がちゃんとできるのだろうかという不安がありましたが、アート翻訳ドットコムの講師陣は日米のアート業界に精通しておられ、アートのメッカであるNYで活躍されている方ばかりという事を知って不安が一気に払拭されました。

・大石貴子講師、白藤晋平講師共に日米のアート業界やアーティストに必要な英文書類作成に精通されています。
・特に白藤講師はアメリカの大学、大学院を卒業され、英語力の高さと日本にいる作家とのセッションに優れた対応力を兼備されています。
・ナタリー・ヘゲルト講師は京都への留学経験をもつ親日派アメリカ人。批評家、アートライターとして、サンフランシスコ、ニューヨーク、パリで活躍されています。

このサービスの良い点は作家の意図を明確に把握し、専門家の視点で見事にまとめてくれる事だと思います。
日本人講師が書類作成の為にメールやスカイプセッションを通して投げかけた質問に対し作家が答え、それらQ&Aに基づいて白藤講師が仕上げたステイトメントをプロのライターであるナタリー・ヘゲルト講師が最終チェックをしてくれるという流れで構成されています。
こういった日本人講師とアメリカ人講師による二重チェックシステムが良い書類作成における最大の強みだと思いました。

日本にいる作家が海外の公募やギャラリーでの展示の際に必要とされる書類は、独自の判断で作成するより上記のように専門家にチェックしてもらう方が好ましいと思います。
なぜなら翻訳は出来てもアートの専門用語や書式を駆使して作成するのは大変困難だからです。
このアート翻訳ドットコムを利用すればその問題が解決されるばかりでなく、視野を広げた先のアート界情報を取り入れることが出来るので日本にいる作家にとって大変心強い存在となってくれると思います。

アート関係の英文メール・募集要項を日本文に翻訳

英語のメールや募集要項が読めず、困った事はありませんか??

  • ギャラリーやキュレーター、または外国のアーティスト仲間からの、展覧会の打ち合わせのメール。メールが読めなくて、なんと返事をしていいのかわからない!!早く返事をしないといけないのに。
  • また、友達からお勧めされた、外国のアーティストレジデンシーの募集要項。でも、応募の規定をちゃんと理解できたか不安。

このサービスは、こんな時のために、1英単語15円(150単語で2250円)と、とっても気軽な値段で翻訳します。

「アート関係の日本文メールを英語で代筆」サービスについて

キュレーターにメールを書きたいけれど、失礼のない、丁寧な英語を書く自信がない。
コレクターと値段交渉をしたいけど、英語でなんと書けばよいのかわからない。

このサービスでは、日本語1文字6円(400文字で2400円)というお気軽な値段で代筆します。(メール向けの文章のみ)

まずは、日本語で文章を制作してください。
こちらで、書いていただいた日本語を、英語らしく、また丁寧な英文に書き換えます。

英文書類制作サービスの流れ

ーーーただの翻訳じゃないってどういうこと??

翻訳ドットコムでは、日本語の文を翻訳するのではなく、ご希望の英文書類に必要な情報を、アーティスト自身に「質問表」に回答していただき、日本人講師が、その質問表の内容を見て、ゼロから英文を作り上げます。

さらに、英文制作の最後には、ネイティブチェックが入り(*)、より流暢で、説得力のある文章に仕上げます。

1:メールで注文

2:講師からメールで質問表が送られて来る

3:質問表に答えて、講師に返信する。

4:講師が質問表をじっくり読み、英文制作を始める。

5:ネイティブチェック!より流暢で自然な英語に!(*)

6:ご入金ください

7:できあがり!入金を確認後、講師から完成した英文が送られてきます。

このような手順で制作するため、お客様は日本文を用意する必要はございません。注文後に送られてくる質問表に、すべて箇条書きで回答して頂ければ結構です。

翻訳には時間がかかりますので、まずはお早めにお問い合わせ下さい。
注文方法、お支払い方法はこちら

ーーーどうして、普通の翻訳じゃだめなの??

ーーー作ってもらった英文が読めないかも。日本語訳もつけてもらえる?

*ネイティブチェックは、ステイトメント、バイオグラフィー、サーティフィケイトのオーダー時のみ。

どうして、普通の翻訳じゃだめなの??

私達のサービスでは、もととなる日本文なしで、質問表の回答をもとに、ゼロから英文を作り上げます。それは、はじめから英語脳で考え、英文を書いた方が、日本語を英語に翻訳するよりも、英語として自然で良い文ができるからです。

例えば、「英語は主語がはっきりしているけれど、日本語は主語が曖昧」、「英文では結論から先に書くが、日本文では結論は最後に書く」などと聞いた事はありませんか?

これは、英語と日本語では、文章を書く時のマナーや、ルール、そして読み手の受け取り方が違うということです。

日本文を英語に翻訳すると、見た目はアルファベットにはなっているものの、文章の構造や言い回しが日本語的な性質のままで、外国人にとってはよくわからない、意味のとりにくい文章になってしまう事がほとんどです。

そのため、ART翻訳ドットコムでは独自の「質問表」考案し、より正確で、自然で、伝わる英文制作術を開発しました。

アーティストステイトメント:日本語訳オプション:HENGE 山路智生さん

Artist Statement
Tomoo Yamaji


This piece, h020101 Dragon to Flower (Blue/Gold), is based on my ten years of experience working as a civil engineer, where one must always be cautious and aware of the various hazards caused by nature and technology.

この作品、 h020101 Dragon to Flower (Blue/Gold), は私のエンジニアとして働いた10年間の経験を基にしています。エンジニアという仕事は自然とテクノロジーによって引き起こされる危険を常に意識していなければならないものです。

This sculpture represents the many sides of engineering and technology, which can at once serve as protection for human beings against natural disasters, provide a foundation for peace in society, yet can also exacerbate disasters such as the recent nuclear power plants incident in Japan.

この彫刻は、エンジニアリングとテクノロジーの多面性を表現しています。それは、時には自然災害に対し人間を守ってくれるものであり、社会平和の基盤となります。しかし、最近の日本の原子力発電所の事故のように、ものごとを悪化させることもあります。

Engineering can be seen as a symbol for peace like a ring of flowers, or as a reliable protector like a dragon, but can also be seen as evil.

エンジニアリングは花の輪のように、平和の象徴にも、龍のように頼もしく人間を守るものにも、そしてまた悪魔のようにもみることができます。

As a reference to engineering, both analog and digital technologies were utilized to create this piece, such as mechanical tools and 3D-CAD.

エンジニアリングの手法と同じように、この作品を作る過程では工作機械や3D-CAD などアナログとデジタルのテクノロジーを併用しました。

The audience is encouraged to hold the piece in their hands, transforming it from one shape to another in order to experience the multi-sided nature of engineering.

作品の鑑賞者は直接彫刻を手に取って、変形させることで、エンジニアリングの多面性を体感します。

It is the intent that the audience realizes that a thing may look a certain way but to experience its many facets they must understand its structures and functions.

それは、ものごとの多面性を本当に自覚するためには、そのものの構造や機能を理解しなくてはならないということを鑑賞者が体験するためです。

The sculpture also speaks against the modernist notion of art as opposed to engineering, technology and mass-production.

この作品はまた、モダニスト的なエンジニアリングやテクノロジー、大量生産はアートの対極にあるという考えを払拭するものです。

アーティストステイトメント(作品の解説文)とは

アーティストステイトメントとは作品の内容や背景を紹介する為のものです。
以下の項目を説明するのが一般的です。

1.作品の目的、制作の動機、制作やアイデアの発展の過程。
2、作品の基盤となる考え、コンセプト、その他の作品影響をあたえたもの。歴史的、批評的、理論的な作品の位置づけと作品の枠組みの説明。
3、作品の制作過程やマテリアルの説明。(作品の理解に必要と思われる場合のみ)

欧米では、アーティストステイとメントは、短く、簡潔、正確で、無駄な修飾語のない、一度読んだだけで誰でも100%理解できるようなものが、強くて良いステイトメントだと言われています。あなたの作品を客観的に見た時に、一番大切で、強い部分をはっきりわかりやすく書きます。

ポイントとしては、作品を大げさに宣伝する様な表現は避けて、率直に作品の説明をします。作品と直接関係のある場合を除いて、アーティスト個人の人生を長々と説明するのは好まれません。

また、ステートメントのトーンは作品のトーンを反映するものでなくてはなりません。
アートセオリー、学術的なもの、分析的なもの、政治的なもの、ユーモラスなものなど、作品のトーンに合わせる事が大事です。特に英語では、婉曲的な表現や曖昧な表現は好まれません。日本語にすると素っ気ないくらいの、シンプルで、簡潔、直接的な表現を使います。

私たちの質問表に、率直に答えていただくだけで、誰にでもわかりやすくまとまった、アーティストステイトメントが完成します。

お客様にお答えいただいた質問表が、空欄、または不明な部分が多い場合は、講師がスカイプを通してお電話し、直接お話ししながら内容をまとめていきます。ご自分の作品について書く自信のない方でも安心です。

お客様が質問表に回答されるのに、通常1日から人によっては一週間程度かかるようです。できるだけ、時間に余裕を持って、お問い合わせいただけると、よりよい文章が作れるかと思います。

<サービスの流れ>
メールでのご注文のあと、こちらから、アーティストステイトメント用の「質問表」をワードの添付ファイルでお送りします。
その質問表に、できるだけ丁寧に答え、こちらにメールで送り返してください。
講師が質問表を読み、メールで追加の質問をしたり、スカイプからお電話をして、作品について、より詳しくお話を伺う事があります。
質問表の回答と、メールやスカイプでのお話をもとに、ステイトメントを制作します。

注)よりよいステイトメント作りは、講師がアーティストの作品をどれほど理解できたかにかかっています。そのため、メールでの追加質問やスカイプでの電話質問を複数回行う場合があり、場合によっては納期が遅れることがあることをご了承ください。

<注意>

特急サービスをご利用の場合、時間短縮のため、メールでの追加質問やスカイプでの電話質問を省く場合があります。